Clamp padding/margin 計算ツール
CSSでよく使う単位の解説(初心者向け)
CSSでは px
(ピクセル)だけでなく、柔軟にレイアウトを調整できる便利な単位があります。
ここでは em / rem / vw / vh をわかりやすく解説します。
✅ em(親要素を基準にした文字サイズ)
-
基準:親要素の
font-size
-
1em = 親要素の文字サイズと同じ大きさ
-
例)親要素の文字サイズが
16px
の場合-
1em = 16px
-
2em = 32px
-
👉 特徴:親要素のサイズに依存するので、入れ子構造が深いとサイズがどんどん大きく(または小さく)なりやすい。
✅ rem(ルート要素を基準にした文字サイズ)
-
基準:
html
要素のfont-size
(ルート) -
1rem = ページ全体の基準文字サイズ
-
例)
html { font-size: 16px; }
の場合-
1rem = 16px
-
1.5rem = 24px
-
👉 特徴:どの場所に書いても「html の文字サイズ基準」になるので、サイズが安定しやすい。
👉 おすすめ:レスポンシブ対応や全体的なデザイン調整に使いやすい。
✅ vw(ビューポートの幅に対する割合)
-
基準:画面の横幅(viewport width)
-
1vw = 画面幅の 1%
-
例)画面幅が 1000px の場合
-
1vw = 10px
-
50vw = 500px
-
👉 特徴:画面の幅に応じてサイズが変わる。
👉 使いどころ:見出しの文字サイズを画面幅に比例して変える、横幅いっぱいに広げる要素など。
✅ vh(ビューポートの高さに対する割合)
-
基準:画面の高さ(viewport height)
-
1vh = 画面高さの 1%
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例)画面高さが 800px の場合
-
1vh = 8px
-
100vh = 画面全体の高さ
-
👉 特徴:画面の高さに応じてサイズが変わる。
👉 使いどころ:画面いっぱいに広がるセクション、全画面ヒーローヘッダーなど。
🔹 まとめ
-
em
→ 親要素の文字サイズ基準 -
rem
→ ページ全体の基準文字サイズ基準 -
vw
→ 画面の横幅基準 -
vh
→ 画面の高さ基準
初心者のうちは px
と rem
をメインに使う のがおすすめです。
慣れてきたら vw
/ vh
を使ってレスポンシブデザインを強化しましょう!
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